鈴鹿・平田地区で不当要求拒否宣言

2011年11月27日、毎日新聞

三重県鈴鹿市平田地区で飲食店などを経営している人らで結成した「平田周辺地区不当要求拒否宣言の街」(伊藤素近会長)の設立決起大会が2011年11月26日、鈴鹿市算所2の鈴鹿ハンター弁天広場で開かれ、関係者約120人が参加した。

飲食店らが決起大会

2011年4月に施行された三重県暴力団排除条例を受け、暴力団の「みかじめ料」など反社会勢力(反社会的勢力)からの不当な要求を拒否するのが目的だ。 三重での同様の拒否宣言は、津市の津駅前、四日市市の諏訪栄町・西新地に次いで3地区目となる。

市長や鈴鹿署

決起大会には、末松則子・鈴鹿市長はじめ、三重県警鈴鹿署の上村辰己署長ら大勢の会員らが出席した。末松市長は「暴力団排除には、市民総ぐるみの活動が重要だ。平田周辺地区の人たちが立ち上がっていただいたことを大変心強く感じている」と述べた。続いて、伊藤会長が「反社会勢力からの不当な要求を断固拒否する」などの宣言書を読み上げた。

この後、県警の小山敏雄・刑事部長が店の入り口などに張る「暴力団排除ステッカー」を会員代表らに交付した。最後は、三重弁護士会などの支援組織代表と手を取り合って団結を強調した。